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藤久保 昌彦(大阪大学)
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何をどこまで明らかにしようとするのか(目的と到達目標)
現在、国際船級協会連合IACSにおいて、ばら積貨物船と油タンカーの共通構造規則(CSR)の調和化作業が進んでいる。本研究委員会では、調和化船体構造規則(Harmonized CSR, H-CSR)案について、学術的立場から検討課題を抽出すると共に、既往の知見、損傷実績およびベンチマーク計算により、合理的な規則化のための提言を行うことを目的とする。研究の特色、独創的な点及び意義
わが国が有する荷重・強度試験データ、損傷履歴データ、また当学会の過去の関連研究委員会の成果を活用することにより、客観的データの下に規則の合理性を検証する。またH-CSRでは、現CSRの設計要件の調和化に加えて、IMO/GBSの機能要件に適合すべく、損傷時残存強度、構造冗長性、流力弾性応答等に関わる新たな設計要件が取り入れられる予定である。これらは、学術的に未確立なところも多いため、文献調査を含めて、現時点での最新の成果を集約する。これらの作業を通じて、規則の過剰要求を排除し、合理的且つイノベーティブな構造設計の可能性を追求できるようにする。国内外の関連する研究の中での当該研究の位置づけ
H-CSR案の公開後は、企業による外部レビューが実施される予定である。本委員会は、これを学術面から補完できるよう、先行および平行して実施する。H-CSRの検証には、荷重推定と強度評価についての知見が総合的に必要となる。各分野について実績を有する研究機関が集約する当学会がこれを検討することは、国際的にも大きな意義とインパクトを有する。委員会長(所属) | 藤久保 昌彦(大阪大学大学院工学研究科・教授) |
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委員会委員数 | 10名 |
キーワード | IACS, Harmonized CSR, IMO, Goal Based Standard、荷重推定、最終強度、疲労強度、GBS機能要件 |
活動期間 | H24.3〜H26.2 |