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何をどこまで明らかにしようとするのか(目的と到達目標)
摩擦抵抗低減法に関しての実船性能推定手法など、今後利用される可能性のあるペイント、空気潤滑などによる摩擦抵抗低減など、模型試験からの推定のための摩擦抵抗公式などについて方法を共同研究する。研究の特色、独創的な点及び意義
新しい表面性状を持つペイントやマイクロバブルを用いる場合実船性能を推定するための摩擦抵抗公式が今までのものとは異なる部分も出てくる。現状様々な機関で行われている結果を集めて整理し共通した手法を検討する。たとえば粗度が幾何学的な粗度だけでは決まらず、表面状態の関数としても整理する必要があることがITTCのGroup Discussion3でも討論されている。平板摩擦抵抗の粗度の影響が表面の組成によって変化し粗度影響を整理し、空気やポリマーの影響を同じような形で整理しその摩擦公式で実船の抵抗や有効伴流値が変化するなども考慮する方法を検討する。主にこれまでのデータ収集、整理、手法の検討であるのでプロジェクトではなくストラテジー研究委員会としITTCの表面処理委員会委員の手助けも兼ねる。国内外の関連する研究の中での当該研究の位置づけ
UK、韓国等では表面処理に関して多くの研究がなされ始めており有望な結果も出ている。国内でもいくつかの発表がなされているがメカニズムがはっきりしないところもあり空気泡の流れや拡散状況は推定できてもそれによる摩擦低減はモデル化されていて直接計算で摩擦低減が得られている例は少ない。それらを簡単な積分型解法の局所摩擦側を修正することによりできるだけ現象を表現可能とする。また粗度関数を表面性状の関数にし、壁関数を用いたCFDに組み込むことからはじめ、その後何か出てくればプロジェクト委員会に変更する。委員会長(所属) | 戸田保幸(大阪大学) |
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委員会委員数 | |
キーワード | 摩擦抵抗低減、粗度関数、モデル化、壁関数 |
活動期間 | H20.12〜H24.3 |