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シリーズ 造船所のかっこいいオヤジ


はじめに

造船所や研究所など造船に関連する職場には優れた技能や多くの知識を持っている人が働いています。造船に限らず日本の企業や研究機関は組織としての知識を持っており、これは他国の組織にはない日本独自の強さだと思います。

どうして日本の組織は組織内で共通した知識を持ち、共通した行動をとるようになったのでしょうか。これは私の勝手な考えですが、何かの問題に直面したときに、その問題を職場の誰かが自分の知識や経験、技能を生かして解決し、それを皆で真似するようになったのではないでしょうか。この、「人に学び、自分のものにする」ところが日本人の特徴/強さではないかと思います。

ところが、職場には真似をしようにも真似出来ない人がいます。皆から“一目置かれている”人のことです。皆から一目置かれるにはそれなりの理由があるはずです。例えば、優秀な技能といっても野球選手ではないので、160km/hrの剛速球を投げるわけではありません。行動自体ではなく、何か独特の判断がその人の行動を「真似出来ないもの」にしているのではないでしょうか。

またまた私の勝手な考えですが、そんな人をかっこいいと思います。そして皆がその人をかっこいいと思い、真似しようとすることにより、職場で共通した知識や技能の幅が増えていくのではないでしょうか。このシリーズでは周囲から一目置かれているかっこいい人を紹介します。かっこいい人は造船所の中だけではなく、研究所や海外支店などにもいると思います。これから連載される記事が造船業界で働く人のすばらしさを再発見するきっかけになればと思います。

タイトル
学会誌 KANRIN (咸臨)
掲載号
Vol.001 外業一筋のかっこいいおじさん
第2号(2005年9月)
Vol.002 外業グループ溶接チームのかっこいいオヤジ
第4号(2006年1月)
Vol.003 船を操るかっこいいオヤジ
第6号(2006年5月)
Vol.004 造船所のかっこいいオヤジ
第8号(2006年9月)
Vol.005 地上80メートルからの証言者
第10号(2007年1月)
Vol.006 線図フェアリングの達人
第12号(2007年5月)
Vol.007 鋼鉄の鬼軍曹
第14号(2007年9月)
Vol.008 品質管理・最後の砦を守るおやじ
第16号(2008年1月)
Vol.009 我が工場の頼れるオヤジ
第18号(2008年5月)
Vol.010 溶接ロボットのマイスター
第20号(2008年9月)
Vol.011 現代の名工
第22号(2009年1月)
Vol.012 陣頭指揮
第24号(2009年5月)
Vol.013 電気艤装のマイスター
第26号(2009年9月)
Vol.014 塗装課の「プロップ」
第28号(2010年1月)
Vol.015 「鳶」に生きて39年
第30号(2010年5月)
Vol.016 匠の交渉術
第32号(2010年9月)
Vol.017 造船溶接のカリスマ
第34号(2011年1月)
Vol.018 新しい事に挑戦!
第36号(2011年5月)
Vol.019 神はディテールに宿る
第38号(2011年9月)
Vol.020 現場を駆け回る大黒柱
第40号(2012年1月)
Vol.021 揚重のスペシャリスト
第42号(2012年5月)
Vol.022 判断力・アイディアの源は
第44号(2012年9月)
Vol.023 「人づくりこそ物づくり」を地で行く
第46号(2013年1月)

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