日本船舶海洋工学会 関西支部  
関西支部
関西支部について
講演会/会議情報
メールニュース
研究委員会
その他
支部TOPへ

新年特別講演会・懇親会・神戸空港見学会報告

神戸空港まもなく開港! 海上土木技術のすべて
講師:長谷川憲孝(神戸市みなと総局技術本部)


新年特別講演会・懇親会報告

 新年特別講演会が1月27日(金)に、(株)川崎造船海友館にて開催されました。開港が20日後に迫り、関西では身近な話題であることから、60名以上の参加がありました。

 この空港建設は総事業費3,140億円のプロジェクトです。社会的、経済的、技術的に困難な局面があったことは知られています。講演では、構想発表から着工、完成に至るまでの経緯をお話いただきました。技術面では、最新の沈下予測技術による施工管理や空港島では初採用となる緩傾斜石積護岸が紹介されました。この護岸は海洋環境に対する負荷が小さく、新しい環境の創出が容易だとのことです。護岸周辺には人工ラグーンや親水域が設けられ、市民の憩いの場となります。海底に散在する戦時中の危険物処理に苦労された話など、いろいろな話題を織り交ぜながらのお話でした。

 講演会後、場所をパトリシア会館に移して新年懇親会が実施されました。冒頭の新年挨拶では奥野支部長から今年の関西支部の漢字は「風」であると。追い風にも、向かい風にも関西支部の帆を張ってうまく乗り切っていきましょうと挨拶があり、小野名誉会員の乾杯の音頭のもと、講演されたみなと総局の長谷川氏も含め、終始、和やかな雰囲気で行われ、最後には今回試験があり参加が減少した学生の中、参加された阪府大、中林さんのこれからを担う若い力による中締めで、翌日の神戸新空港見学会へ繋がるものとなりました。
’??u????“¢?_’†??’?’J?????F??
(聴講者と討論中の長谷川憲孝氏)


神戸空港見学会報告

 長谷川憲孝氏(神戸市みなと総局)による新年特別講演会「神戸空港まもなく開港!海上土木技術のすべて」が開催された翌日の2006年1月28日(土)、神戸空港見学会が行われました。

 午前中はバスによる空港島の見学。参加者87名を載せた2台の観光バスは、10:00にJR神戸駅を出発し、ポートアイランドを抜けて、空港島に渡りました。最初に向かったのは、まだ内装工事中の空港ターミナルです。工事中とは言え、開港間近でしたので、内壁の広告やレストランの内装などがせっせと整えられている段階で、各航空会社のカウンターや搭乗口へ向かうセキュリティーゲート、到着ロビーの荷物用ターンテーブルなど主要な設備は完成しており、すでに空港ターミナルの雰囲気は十分に感じられました。地方空港ということでターミナルそのものは大きくはありませんが、かえってコンパクトで移動距離が少なく、非常にスムーズな乗り降りができる空港という印象でした。

  その後向かったのは、空港島北岸に建設中の親水岸壁と、ほぼ造成が終了した西岸の人工海浜です。国内最大のダンプが行き来する、まさに「土木工事現場」のでこぼこ道を観光バスは徐行しながら進んで行きました。親水護岸からはポートアイランド越しに神戸市内が一望でき、夜景はさぞすばらしいだろうと想像できました。また人工海浜はきれいな砂浜に巨礫やタイドプールが設置されていて、子供たちは大喜びしそうな出来栄えでした。この人工海浜は水質浄化効果も期待されていて、水質や生態系のモニタリングも行われているということでした。
?e?…?????????L”O?B‰e
(親水岸壁にて記念撮影)

  午後からは海上からの神戸空港見学。通常神戸港およびその周辺の定期遊覧船として就航しているシーグレース号をチャーターし、神戸空港をぐるりと一周する約2時間のクルーズとなりました。ほぼ予定通りの12:35に中突堤中央ターミナルを出港後、川崎造船、三菱重工を右舷に見ながら関門を抜け、まずは明石方面へと向かい、須磨を過ぎてから反転し、神戸空港を左舷に見ながら一周し、元の中央ターミナルに戻る航路を取りました。前半は、思い思いの席で、配られた弁当を開けての、のんびりとした時間を過ごしつつ、後半は、長谷川氏の説明を聞き、またその対象を眺める非常に有意義な見学会を楽しみました。長谷川氏からは空港外周に並べられた消波ブロックが8社の異なる形状のもので構成されていること、道路橋は通常鋼のため塗装されているけれども、鉄道橋は耐候性鋼が採用されたため無塗装で色が異なる等説明を受け、なるほどと感心しているうちに、14:20の帰港となり、無事2005年度の家族会・見学会、全事業を終了しました。

?N???[?Y‘D???????`“‡???]??
(クルーズ船から空港島を望む)
 今回の見学会は前日の講演会とも合わせて会員拡大策の性格も帯びており、非会員の学生を割安で優待し、実際に参加してもらうことで当学会を身近に感じかつその有用性を理解して頂くことにより入会に繋げることも目的のひとつでした。今回は阪大、府大および神大から合わせて10名の入会申し込みがあり、その意味でも意義のある見学会でした。

(会務委員 箕浦・植田記)


Copyright 2005 日本船舶海洋工学会 関西支部 All Rights Reserved.
E-mail