日本船舶海洋工学会西部支部講習会
「新しい材料・新しい防食 −船舶・海洋構造物のさらなる耐久性向上に向けて−」
開催のお知らせ
海洋という腐食環境に曝され,波浪・振動等による繰り返し変動荷重を受ける船舶および海洋構造物にとって,耐食性と疲労強度の改善は,構造物の耐久性を高め,ひいては安全性と機能性の向上を図る上で極めて重要な技術課題です。近年,このような耐食性あるいは疲労強度に優れた画期的な鋼材が相次いで開発され,船舶を始め各種構造物への適用が図られています。またIMOでは,船舶塗装に関する性能用件が強制化され,船体の高い塗装品質の確保が求められています。さらに海上空港や今後出現が期待される海上エネルギー施設では,構造の長寿命化・メンテナンスフリー化によるライフサイクルコストの低減が,システムの事業性向上のための不可欠な技術要素となっています。
このような状況の下,本講習会では,船舶および海洋構造物の耐食性と疲労強度の改善に関わる新しい材料技術および防食技術について,各分野の専門家の方々に,基礎と応用および技術動向について講義をいただきます。さらに,新日鉄エンジニアリング殿のご厚意により,現在進められている羽田空港再拡張工事で使用される鋼製ジャケットの建設現場を見学し,ステンレスライニングや塗装工程を含めて海洋構造物の製作工程をご覧いただきます。
奮ってご参加いただきますよう,ご案内申し上げます。
開催日時 |
平成 20 年 3 月 10 日(月) 13:00〜17:30 |
開催場所 |
講習会
新日鉄エンジニアリング株式会社 北九州環境技術センター
福岡県北九州市若松区向洋町 10-12
Tel : 093-751-0780
見学会
新日鉄エンジニアリング株式会社 若松工場
福岡県北九州市若松区大字安瀬 64 番
Tel : 093-752-1813
※ 会場地図 (PDF ファイル) をご参照ください。
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プログラム |
- 13:00〜13:10
開会挨拶
藤久保昌彦 (広島大学)
- 13:10〜13:45
耐疲労鋼 −その原理と応用−
野瀬哲郎 (新日本製鐵)
- 13:45〜14:20
耐腐食鋼 −基礎と船舶への適用−
猪原康人 (JFEスチール)
- 14:20〜14:35
休 憩
- 14:35〜15:10
船舶塗装と IMO/PSPC の動向
渡辺正泰 (中国塗料)
- 15:10〜15:45
海洋鋼構造物の防食技術
石田雅己 (新日鉄エンジニアリング)
- 15:45〜17:20
若松鉄鋼海洋センター見学
羽田空港再拡張向けジャケット,組立 H 鋼加工,
パイプ加工,ブロック組み立て,
耐海水ステンレスライニング貼り付け,
ヤード大組立,塗装工程
- 17:20〜17:30
閉会挨拶
後藤浩二 (九州大学)
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参加費 |
- 正員 : 3,000 円
- 学生員 : 無料
- 非会員 : 6,000 円
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定員 |
45 名 |
参加申し込み |
- 事務局
西部支部構造研究会会長 藤久保昌彦 (広島大学)
- 申し込み先
西部支部事務局 講習会参加申し込み窓口
(durability@west.jasnaoe.or.jp)
- 申し込み内容
氏名,所属,会員資格,電話番号,FAX 番号,
E-mail アドレス
- 申し込み締切
平成 20 年 3 月 5 日(水)
※ 定員になり次第,締め切ります。
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当日の集合・ 解散等に ついて |
- 当日は,JR 小倉駅に集合し,手配バスで北九州環境技術センターにまいります。
- 昼食をお済ませの上,12:15 までに小倉駅北口バス乗り場にご集合ください (時間厳守)。
※ 小倉駅北口バス乗り場案内図 (PDF ファイル)
- 集合場所および車内で受付を行います。釣り銭の要らぬよう参加費をご用意ください。
- 講習会終了後,バスで JR 小倉駅に戻ります。所要時間は約 25 分ですが,夕刻の道路事情によっては 40 分程度要することも予想されますので,帰路のご予定に考慮ください。
- 自家用車でお越しの場合は,事前に利用者の人数・氏名を必ずお知らせください。なお自家用車は北九州環境技術センターに駐車いただき,北九州環境技術センターと若松工場の間はバスをご利用いただきます。
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