シップ・オブ・ザ・イヤー2010

  • 1
  •  
シップ・オブ・ザ・イヤー2010 CITY OF ST. PETERSBURG
画像をクリックすると拡大します
シップ・オブ・ザ・イヤー 2010
船名
CITY OF ST. PETERSBURG
建造会社
旭洋造船株式会社(建造会社)
コメント
本船は風圧抵抗が他の船種に比べて非常に大きい自動車運搬船において、水線上の形状とブリッジ配置も含めた船型の大胆な見直しにより、きわめて風圧抵抗の少ない半球状の船首形状を開発し、省エネルギーとCO2排出量削減を実現した大型貨物船である。
印象的なフォルムをもつ革新的なデザインであるが、半球状という表面積が最小で強度があり、かつ風圧抵抗が減少する性能上のメリットを、PCCの貨物スペースを犠牲にすることなく実際の設計に取り入れ、実現化している。工作上は球面状パネルを、プレスによる曲げ加工で製作することで、ひずみの少ない美しい船体形状を作り出している。
地味な存在になりがちな貨物船に一般の注目を集め、社会に大きくアピールした。
シップ・オブ・ザ・イヤー2010 YAMATAI / YAMATO
画像をクリックすると拡大します
特殊船部門賞
船名
YAMATAI / YAMATO
建造会社
三菱重工業株式会社(建造会社)
コメント
「YAMATAI/YAMATO」は、船の推進抵抗の大部分を占める海水との摩擦抵抗を大幅に低減するため、大型外航船として世界で初めてブロワ(送風機)方式の空気潤滑システムを搭載し、実航海においてその性能を実証したモジュール運搬船である。
空気潤滑システムとは、船首側の船底部から噴き出した空気が、気泡となって船体表面に沿って流れることにより、船体と海水との摩擦抵抗を低減するシステムで、約10%の省エネ効果を目標に開発を行ない、ほぼ計画通りの省エネ効果が確認された。
船底へ空気を送り込むシステムは喫水や速度に応じた制御が可能で、実航海での種々データ収集・解析により、今後他船種にも応用されることが期待される。
シップ・オブ・ザ・イヤー2010 らいちょう I
画像をクリックすると拡大します
小型客船部門賞
船名
らいちょう I
建造会社
マリン・デザインオフィス、ニュージャパンマリン(株)(建造会社)
コメント
東京海洋大学が開発した世界初の急速充電対応型電池推進船で、高性能なリチウムイオン二次電池と推進モータを動力としており、従来の内燃機関船に比較して、大幅に騒音や振動を抑え、航行中排気ガスやCO2を出さない特徴を有している。また鉛蓄電池船に比べ、ごく短時間で充電が可能で、実用的な航行速度・距離があり、河川や内海水域での運航に最適な性能を有している。
今後は外洋・実海域への適用など、電池推進船のさらなる普及が期待される。
  • 1
  •  
トップへ戻る