シップ・オブ・ザ・イヤー2011

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シップ・オブ・ザ・イヤー2011 TØNSBERG
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シップ・オブ・ザ・イヤー 2011
船名
TØNSBERG
建造会社
三菱重工業株式会社(建造会社)
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建設機械、プラント設備、鉄道車両といった背高重量貨物 (High & Heavy Cargo)を輸送する世界最大のRORO船。多様な重量物を自走(Roll On – Roll Off)により効率よく積載するため、6層の固定デッキと3層の可動式デッキ、大型船尾ランプ(幅12m、許容荷重505t)を装備している。クレーン等の設備のない港湾でも荷役でき、経済成長が続く新興国のインフラ整備に必要な、大型建設機械や機械・設備の輸送に活躍が期待される。
また、バラスト水処理装置や電子制御エンジン、排熱回収システムなどを搭載し、高い環境性能も実現しており、完成度が高いと評価された。
シップ・オブ・ザ・イヤー2011 よね丸
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小型貨物船部門賞
船名
よね丸
建造会社
株式会社三浦造船所(建造会社)
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沖縄本島から宮古島、石垣島など先島諸島への定期運行を行う内航貨物船。749総トン級としては他に類を見ない航海速力17ノットを、模型水槽試験による船型開発で実現した。ハッチカバーにフォールディングタイプを採用して、コンテナ積載量を大幅に高めるとともに、様々な貨物を甲板上・船倉内どちらにも積載可能とし、全方位の視認性を上げるためブリッジを5段にし最上部を丸型とするなど、随所に工夫がみられる。
沖縄・先島諸島の生活・経済活動に大きく貢献することが期待される。
シップ・オブ・ザ・イヤー2011 awalineきらら
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小型客船部門賞
船名
awalineきらら
建造会社
ツネイシクラフト&ファシリティーズ(株)(建造会社)
コメント
新潟県粟島の離島航路を支える25ノットの高速双胴船。日本海の厳しい海象に耐える耐航性能と乗り心地を実現するため、現地での海象調査や模型水槽試験を行い、最適な双胴船型、姿勢制御装置を開発している。
双胴がもたらす広い甲板を活用した客室、高い輸送能力、また新たに開発した自動姿勢制御装置によって縦揺れ、横揺れが抑制され、快適な乗り心地を実現しており、離島の生活を支えるインフラとして、また観光振興や地域の活性化に貢献が期待される。
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