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日本船舶海洋工学会誌 KANRIN(咸臨)

特集「積層造形技術の活用」にあたって

日本船舶海洋工学会 学会誌編集委員会

最近3Dプリンタがブームになっており、安価な民生用製品が販売されて一般ユーザが家庭で趣味の造形に使用することが珍しくなくなっている。AM(Additive Manufacturing)技術と縁遠い者は、AM技術と聞くと家庭用3Dプリンタと地続きのものと漠然と考えていると思われる。

しかし、産業用AM技術の進歩は非常に急速で、民生用装置と産業用装置の乖離は非常に大きい。AM技術の応用範囲は急速に広がりつつあり、本特集記事にもあるように船舶海洋工学分野での業務利用も始まっている。この機会に我々船舶海洋工学技術者が産業用AM技術の最新情報に触れ、AM技術で可能になったことや、その限界について正しく理解することは有益であると考え本特集を企画した。

本特集では、まず金属AM技術の権威である近畿大学・京極秀樹先生と、樹脂系AM技術に造詣の深い横浜国立大学・萩原恒夫先生に、各AM技術の概要を解説いただく。引き続き、重工業の製品における金属AM技術の適用例を、エネルギー機器分野について川崎重工業技術研究所の岩崎勇人氏、渡邊健太郎氏、藤光利茂氏、日比野真也氏、坂根雄斗氏に、航空宇宙分野について三菱重工業総合研究所の笠見明子氏、高橋孝幸氏に解説いただく。非金属AM技術については、水槽試験模型への適用について日本造船技術センターの金井健氏に解説いただく。さらに、シンガポール海事港湾庁の JIPで実施された、3Dプリンタによる舶用部品の製造・本船搭載の社会実装に関する検討結果について、川崎重工業・小倉淳史氏、大道義範氏に説明いただく。

本特集が、読者の皆様のAM技術に関する理解を深める一助になれば幸いである。

WAAM 製品例
(大陽日酸(株)の好意による)

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