「船舶塗料防食設計指針」は、平成12年10月に改訂版が編集されて以降、見直しがされないまま今日に至っている。この間、規則の改正や塗装技術の進歩に伴い、見直すべき点が多く出てきた。
以上より、昨今の状況に合わせて船舶塗装防食設計指針を見直すために、以下を中心とした研究を行う。
このように、設計実務に有用な指針を提供すると共に、新規に調査研究する事項も含め、旧来の指針を改訂する。
造船工程において重要な役割をなす塗料工事は、建造工程に合わせ、日々、近代化、合理化がなされており、環境対策においては近年特に船舶関係者のみならず社会的にも意識が高まっている。そのため、最新の規則に対応する塗装防食技術を調査・検討し、新たな設計指針を策定することは、船舶艤装設計者からの要望が高く、社会ニーズの点で極めて意義がある。
以上より、近年の社会環境にも考慮した最新の船舶塗料防食の設計指針の見直し研究の意義は大きいと考える。
旧来指針が最新情報を集約した形で見直しがなされ、新規規則に基づいた新規塗料及び塗装工事に関する設計指針を作成することは、設計者にとって貴重な資料となる。
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