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研究委員会

海事産業における製品情報の高度利用のための情報共有基盤SPEEDSのプロトタイプの実装

分野:情報技術

① 何をどこまで明らかにしようとするのか(目的と到達目標)

日本船舶海洋工学会P40研究委員会(H25-H27、委員長:濱田邦裕)では、船舶の建造から運航に渡るライフサイクルの中で生み出される様々な情報について、舶用機器メーカー・造船所・船級協会・船主・研究機関を含む海事産業全体で3次元情報を核に交換し、各プレーヤーが迅速かつ有効に活用できる海事産業内情報交換標準SPEEDS(Smart Platform of Enhanced Engineering Data for Shipping and Shipbuilding)の仕様書を作成した。本研究では、この研究委員会の成果に立脚し、情報共有基盤SPEEDSのプロトタイプを実装して仕様書の妥当性を確認するとともに、SPEEDSの本格的開発によって得られる効果を具体化・明確化することを目的とする。具体的な到達目標を以下に示す。

  • 各社の3D-CADと互換性を有するSPEEDSの概念に基づく船舶定期検査・修繕記録支援システムを開発する。計測と同時に3Dモデルとのマッピングが行える仕組みを検討する。さらに修繕・レトロフィット工事における工事計画・要領書、見積りなどを簡単に作成可能とする。以上により造船所での修繕工事計画の生産性を10%向上させる。
  • 各社の3D-CADと互換性を有するSPEEDSの概念に基づく艤装品取付支援システムを開発する。3Dモデルを活用した艤装品取付作業指示により、図面読解作業削減、取り付けミス・漏れを防止する。これにより艤装品取付作業の生産性を10%向上させる。さらに次元取付図の表記を簡略化することにより、図面作成工数を1図面当たり40時間削減する。

なお、本事業はこれまで情報技術研究会の活動の一部として行われてきたが、学会研究調査事業および国交省i-Shipping事業への採択に伴い、明確な受け皿となる研究委員会が必要となった。このために、プロジェクト研究委員会として新たに設置を申請するものである。

② 研究の特色、独創的な点及び意義

造船設計において3D-CADが使用されるようになって久しいが、3次元情報の生産への活用、設計上流での3次元化が加速しない問題を抱えている。一方で船主・船級協会においても、各造船所のCAD・セキュリティポリシーなどが異なるため3次元情報の活用が難しい状況にある。

本事業はこれらの課題を解決し、造船における情報利用の新しい形態を実現するものであり、その意義は極めて大きい。

③ 国内外の関連する研究の中での当該研究の位置づけ

本提案の独創性・新規性は、造船・船級・船社・関連会社など、海事産業全てに共通する情報共有基盤を構築しようとする点にある。3D情報に関する標準の策定は、電子情報技術産業協会、日本自動車工業会など、他業種においても進められている。しかし、製品のユーザーや認証機関まで含めたライフサイクル全体を見渡した取り組みではなく、海事産業全体で取り組めば、他産業に先駆けた取り組みとなる。

また、造船3D-CADの世界は欧米のCADベンダーが世界を席巻している状況ではあるが、VIEWERなどの活用の分野で日本が標準を打ち出し、世界の海事産業をリードすることができれば、日本の海事産業の活性化にも繋がるものとなる。

基本情報

委員会長(所属)
濱田 邦裕(広島大学)
委員会委員数
47名
キーワード
3次元情報,Viewer,情報セキュリティ,標準フォーマット,ライフサイクル管理,海事産業,IT化
活動期間
H29.7〜H31.6

参加資格、参加方法

研究委員会への参加をご希望される方は、下記連絡先よりご連絡ください。

[海事産業における製品情報の高度利用のための情報共有基盤SPEEDSのプロトタイプの実装にメールする]

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