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研究委員会

曳航及び係留設備の2018年規則改正に関する設計指針の作成

分野:設計・艤装

1.何をどこまで明らかにしようとするのか(目的と到達目標)

 IACS は係留、アンカー及び曳航設備に関する要件を統一規則(UR)A1及び勧告(REC.10)に規定しているが、UR A1 及びREC.10 については2005 年以降改訂が行われていない。しかし、最近の係船索の破断事故等への対応や、近年行われている水深の深い海域での錨泊への対応が必要となった。IACS はUR A2 においても併せて見直しを行っており、IACS UR A1 及びA2 並びにREC.10 の改正に基づき、関連規定が各船級において改められる予定である。

 以上より、NK 船級規則をもとに曳航及び係留設備の2018 年改正に対する設計指針をまとめる。

(到達目標)
  • NK 船級規則の新旧対照比較表をもとに具体的指針をまとめる。若手設計者向けにも理解できる内容にまとめながら、必要に応じ補足を行う。
  • 指針をまとめる上で発生した不明点について調査を行い、明らかにする。
  • より実用的な指針とするため、船のサイズによるケーススタディを行う。ケーススタディにより、設計上の具体的な不明事項が発生することが予想され、それに対する各社の知見を集約した指針として反映させる。

2.研究の特色、独創的な点及び意義

  • あえて短期間での研究とすることにより、規則改正に対する即効性のある成果物が期待でき、造船各社にとって意義があり、社会ニーズが高い。
  • 若手設計者向けとして、作文、解説及び補足しながらまとめることにより、若手設計者の早期育成に寄与できるため、学術的意義も高い。

3.国内外の関連する研究の中での当該研究の位置づけ

 係船装置関連の設計指針としてはP-89*「大型船の係船装置とEmergency Towing Arrangementの設計指針」(平成9年出版 日本船舶海洋工学会 造船設計・生産技術研究会 造船設計部会編)及びP-104*「大型船の係船装置の設計指針」(平成24年制定 日本造船学会造船設計委員会編)がある。当該研究は新規規則に基づいた新規設備及び配置に関する設計指針として、即効性を重視し、既存の設計指針とは独立した研究とする。

*:このP-89, P-104については、造船設計部会内で付与されているプロジェクト番号

基本情報

委員会長(所属)
田中 進(愛媛大学)
委員会委員数
7名
キーワード
係留、アンカー、曳航、IACS、NK 船級、2018年
活動期間
H30.6~H31.3

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