ゼロエミッション・コンセプト船の実現に向けて船舶流体力学でどのような貢献が可能かを予見するための技術ロードマップおよび各種技術に対する技術成熟度レベルTRL(Technology Readiness Level)の作成を行う。さらに、将来燃料の使用も視野に入れたゼロエミッション・コンセプト船を描く。
現状技術の評価や将来技術を展望し、その予見を元にゼロエミッション・コンセプト船の絵を有識者が議論して描く点
海運からのGHG排出量削減は喫緊の課題としてその重要度はますます高まっている。GHG排出量ゼロの船舶を実現させるには、多くの技術課題が存在し、その解決に向けて船舶流体力学に携わる者にとって、やるべきことは多くあり。その指針を有識者で議論し、共有することは重要である。
GHG排出量ゼロに関する議論は、主に代替燃料を中心に進められているが、船型・推進装置など船舶流体力学に関する将来技術の展望を議論する必要がある。